工学部冶金科昭和33年(1958年)卒業の同期会を振り返って~悠哉会会誌の発行~

最近は聞き慣れない冶金という名前ですが、熊本高等工業学校時代に、採鉱冶金学科として明治42年(1909年)に設置されたコースです。

その後、昭和24年(1949年)に新制熊本大学工学部の設置に伴い、同学科は、採鉱科と冶金科に分離して存続しておりました。

最近は今風の呼称が一般的で、今日の学科構成から申しますと、マテリアスコースを経た材料・応用化学科 物質材料工学教育プログラムの前身の学科であります。

私たちの同期会は「本大学工学部金科同期」⇒「熊冶会」⇒「悠哉会(ゆうやかい)」と呼称し、今年で卒業後62年を迎えていますが、卒業以来60周年を記念して平成30(2018年)11月、奈良において第17回の悠哉会を開催し、これを以て構成員も高齢の域に達しましたので、会への出席も困難になるとの予測から会を終息させました。

振り返ってみますと、私たちが学窓を巣立ったのは、1960年に池田内閣の下で策定された所得倍増計画の直前であり、未だ就職もなかなか難しい時期でありました。しかしクラスメイト全員、無事に職を得て社会に迎え入れていただくことが出来ました。

以来、高度成長期、バブル崩壊など紆余曲折を経ながらも無事に生計を立て、お陰で悠哉会も60数年の月日を紡いで来ることが出来ました。

そこで、この過程を悠哉会の会合を通して、振り返ってみようとの思いで、悠哉会の会誌を作成し発刊いたしました。

また折角の機会でもございますので、私どもと同時代を過ごした他学科の会員の皆様への現況報告、ならびに、幅広い年代の会員の皆様にも今後の同窓会活動の一助になるかと考え、会誌をpdf版として熊本大学工業会の「お知らせのページ」に、掲載させていただくことにしました。

もし、ご興味を頂けますならば幸いに存じます。下記の「悠哉会.pdf」をご覧ください。

編集担当 奥村周 高島靖

 

悠哉会-1pdf