会長挨拶

熊本大学工業会会長 牧野 雄二

熊本大学工業会は工学部および工学系大学院の同窓会で、その歴史は古く、明治34年(1901年)に旧制第五高等学校工学部の卒業生を源としています。名称は熊本高等工業学校、熊本工業専門学校、熊本大学工学部と変わってきましたが、会員は、卒業生のみならず、在学生および現旧教職員の38,000名超からなっています。
熊本大学工業会会則「本会は会員相互の親睦と福利の増進ならびに母校の隆盛をはかり、工業の発展に資することを目的とする。」をなすべく、工学部発展のための支援および会員のための年1回の会報を発行し、母校の状況などを発信しています。また、日本各地の支部と上海支部と学生支部の27支部を持っており、各支部ごとに親睦を深めるための支部総会を開催しています。また、支部だけでなく、各学科ごとの同窓会(部会)も開催され、会員相互の親睦を図っています。学生支部は伝統ある運動会も行っています。全国でも数少ない大学の運動会です。昔から工学部では「たかが運動会、されど運動会」と言われているように、ここで得られたものは長きに渡って良き思い出になっています。
2017年には工学部創立120周年を迎えましたが、過去には、創立65周年、80周年、90周年、100周年と記念の事業を行い、同窓生の浄財で工学部を支援してきました。その成果が大学院修士課程の設置、博士課程の設置、そして、百周年では記念館の建設に繋がって工学部発展の礎の一翼を担ってきました。2016年の熊本地震からの工学部復興には支援を行ってきましたが、工学部の復興は、未だ道半ばであります。建物の再建は1号館が建設中ですが、工学部資料館(赤レンガの旧機械工場)は修復に取り掛かったところです。
同窓会活動は、個人情報保護法をはじめとする時代の流れで会員相互の活動が希薄になってきていることは工業会だけでなく全国の同窓会が同様です。前佐藤会長の提案で「おどんが級長」という卒業後のクラス代表制度が作られました。学生時代のクラスという身近な単位の級長を中心に情報を収集して頂き、会員相互の親睦に期して行きたいと思っています。120周年事業が終了し、しばらくは周年事業はありません。皆さんのご意見をお聞きしながら青春を思い起こさせる心の拠り所となる工業会を目指したいと思っています。

熊本大学工業会
会長 牧野 雄二